当番世話人挨拶

この度、第22回Needlescopic Surgery Meetingを2020年2月1日(土)に高知市(会場:高知サンピアセリーズ)にて開催させて頂くこととなりました。このNeedlescopic Surgery Meetingは2006年に多賀谷信美前代表世話人のもと、localな会として発足、2017年からは梅澤昭子新代表世話人のもと、次世代の低侵襲内視鏡外科手術発展のために活動しており、この度、オリンピックイヤーである2020年、令和2年に高知の地で同研究会の当番世話人を仰せつかりました。

メインテーマは "維針伝針と以心伝心"と致しました。鑷子、鉗子、縫合針から始まった手術が形を変え、腹腔鏡鉗子、自動縫合器等へと維新、維針し、現在の鏡視下手術に変遷しました。その中で伝えられた手技、精神が伝針、伝心し、現在の外科魂を形作ってきたと思っております。また、Reduced Port Surgeryが先人の努力にて普及してきた一方、定型化、教育がまだまだ進んでいないのも現状と思っております。高知で始めた腹腔鏡手術勉強会、LAST (Laparoscopic Seminar in TOSA)は私自身が埋めれていない腹腔鏡手術のLAST Pieceを常に埋めたいという希望で命名しました。今回、Needlescopic Surgeryの重要なPieceである教育、更なる普及を埋めることは私に与えられた一つのMissionと思っております。

中国四国地方で初めての開催ではありますが、例年、中国四国地方からの参加者も決して多いものではありません。中国四国地方での細径鉗子の普及として、細径鉗子を知ってもらうための参加も必要と思っております。細径鉗子を使っていない先生方も参加して頂けるように、細径鉗子を使用したら変わっていた、細径鉗子を使って変えたいといった細径鉗子をこれから使いたい内容の演題や自動結紮器具の演題、また、地方都市での内視鏡外科における細径鉗子のあり方、各地域の動向なども発表して頂けたらと考えております。

地方中核病院の外科医である私が今回、全国学会の開催という大きなチャンスを頂けたのも、Reduced Port Surgeryに関わる先生方が若手、中堅医師に活躍の場を与え、次世代の内視鏡外科を華あるものにしていこうという気概のもとと思っております。

前日開催致します拡大世話人懇親会とは別に平成卒の先生方を中心に前夜祭(次世代の懇親会)を検討しております。次世代の先生方が船中八策を示した時のごとく、前夜祭で未来のRPSについて懇親を深めてもらえたらと思っております。参加者の皆様が、実のある研究会として思っていただけるように開催の準備を進めていきたいと思っております。これからの内視鏡外科手術を考える医師、内視鏡手術を支えるメディカルスタッフの方々、開発に携わる方々のご参加を心よりお待ち申し上げます。

謹 白

2019年7月吉日

第22回Needlescopic Surgery Meeting
当番世話人 山井礼道
(日本赤十字社 高知赤十字病院 第1外科副部長)